Tポイントは、その使い道や加盟店の多さから、多くの人が利用するポイントサービスです。
とりあえずカードは持っているという方は多いのではないでしょうか。
しかし、Tポイントの具体的な使い道はよく知らない方もいるはず。そこでこの記事では、Tポイントの使い道やお得な貯め方などを解説します。
※本記事で紹介している商品・サービス・価格等は記事掲載日時点のもので、内容が変更されている場合があります。
Tポイントとは
Tポイントとは、提携店での利用金額に応じてポイントが貯まるポイントサービスです。
多数の企業・店舗で使える「共通ポイント」という分類で、数あるポイントサービスのなかでもとくに提携店が多いです。
その特徴から、楽天ポイント・Ponta・dポイントとまとめて「4大共通ポイント」と呼ばれることもあります。
ポイントの還元率は、基本的に200円の利用ごとに1ポイントですが、それ以上の還元率となることもあります。
たとえば、ドラッグストアのウエルシア では、100円の利用で1ポイントが貯まります。
Tポイントのおもな使い道4つ
Tポイントの使い道は大きく以下の4つです。
1.買い物で利用する
2.ネットショッピングで利用する
3.商品と交換して利用する
4.ポイント投資をする
ポイントを有効活用するには、使い方の正しい知識が必須です。ここでは、4つの使い道を詳しく紹介します。
買い物で利用する
Tポイントの提携店は、全国に多数存在します。
加盟店舗数は、2022年12月末時点で147,850店舗 にのぼり、ファミリーマートやTSUTAYA、ウエルシアなど、日常生活で利用する機会の多い店舗もたくさん加盟しています。
Tポイントを使いたいときは、会計のときにTポイントを利用すると伝えればOK。1ポイント=1円として使えます。
ネットショッピングで利用する
ネットショッピングでもTポイントを活用できます。交換レートは、実店舗と同じ1ポイント=1円が基本です。
使えるところは、TSUTAYA オンラインショッピングやウエルシアドットコムなどのネットショップから、ブックライブやAmebaのようなWebサービス、さらには電力会社や銀行などさまざま。
TポイントをPayPayポイントに交換すれば、さらに使える幅が広がります。
たとえば、Yahoo!ショッピングではTポイントを使えませんが、PayPayポイントへ交換すれば利用可能となります。
商品と交換して利用する
「Tサイト」という、Tポイントの管理サイトでは、貯めたTポイントを商品と交換できます。
交換できるジャンルは多岐にわたり、家電、カタログギフト、日用品、食品など、豊富なジャンルから選択可能です。
交換できる商品はすべて、Tサイトで確認できます。実際にTサイトへアクセスして、商品数の多さをチェックしてみてください。
ポイント投資する
Tポイントは投資にも利用可能です。選べる投資方法は投資信託と暗号資産の2種類。
投資信託はSBI証券で、暗号資産はbit Flyerで購入できます。最低購入額は、それぞれ100ポイント(100円分)からです。
投資信託はNISAにも対応しているため、非課税枠内での運用が可能です。
また、暗号資産はビットコインの一択で、500円以上のビットコイン決済でTポイントが貯まります。
Tポイントのお得な使い道
Tポイントは、1ポイント=1円以上のレートで使ったり、ポイントの二重取りができたりと、もっとお得になる使い方もあります。
ここでは代表的な2つの使い方を紹介します。
「ウエルシア」で使う
Tポイントの代表的な提携先のひとつに、全国に展開しているドラッグストアのウエルシアがあります。
ウエルシアでは毎月20日に「お客様感謝デー」が開催されていて、この日はTポイント200ポイント以上の利用でポイントレートが1.5倍になります。
たとえば、300円の品物をTポイントで購入するには、通常なら300ポイントが必要ですが、お客様感謝デーなら200ポイントで購入できます。
ちなみに、ウエルシアでは毎週月曜日に買い物すると、ポイントが2倍貯まります。
また、毎月15・16日は60歳以上の方はポイントが3倍付与されるシニアズデーも開催されています。
月曜日・シニアズデーを利用してポイントをたくさん貯めておくと、お客様感謝デーには1.5倍のレートで買い物できるので、非常にお得です。
Tマネーにチャージして利用する
Tマネーとは、Tポイントをチャージして使える「電子マネー」です。
Tポイントはそのまま使うと、通常では何もポイントがつかないことが多いです。
しかし、一度Tマネーにチャージしてから使うと、利用金額に応じてさらにポイントがもらえます。
つまり、通常のTポイントに加え、Tマネー決済のポイントがつくので、ポイントの「二重取り」が可能となるのです。
貯めたポイントをさらにお得に使うため、Tマネーの活用を考えてみてはいかがでしょうか。
Tポイントをお得に貯める方法
Tポイントを効率よく貯めるには、どうすればいいのでしょうか。Tポイントをお得に貯める方法をいくつか紹介します。
Tポイントの提携店を積極的に利用する
日常生活のなかでTポイントが貯まる場所を積極的に選択して利用することで、自然とポイントが貯まります。
たとえばコンビニならファミリーマート、ガソリンスタンドならENEOSの利用でTポイントが付与されます。
また、飲食店ならガストや吉野家など、スーパーマーケットならマルエツやマミーマートなどで利用可能です。
ネットショッピングでもTポイントが貯まるサイトを利用する
ネットショッピングも、Tポイントが貯まる手段の1つです。
たとえば、TSUTAYAオンラインショッピングなら、最初にカードを登録するだけで、その後の購入は自動的にTポイントがつきます。
初回に登録するだけでいいので、毎回Tカード番号を入力する手間もありません。
クレジット機能付きTカードをメインカードにする
クレジット機能付きTカードなら、クレジットカードを利用するごとにTポイントが付与されます。
Tポイントと提携していない店舗でも、クレジットカードが利用できれば、Tポイントが貯まるため、より効率よくポイントを貯められます。
クレジット機能付きTカードは、公共料金や通信費など、毎月必ず支払いが発生する固定費と相性が良く、これらをクレジット払いにすれば、毎月自動でポイントが貯まっていきます。
他社のポイントをTポイントにまとめる
Tポイント以外にもいろいろな種類のポイントがありますが、バラバラに貯めておくと使いにくく、期限が過ぎて失効してしまう場合もあります。
そんなときは、ポイント同士の交換を活用しましょう。
ポイントのなかには、他社のポイントに交換できるものがあり、Tポイントへの交換に対応しているポイントも多数あります。
一部を紹介すると、以下のようなポイントがTポイントに交換可能です。
■WAON POINT
1ポイント→Tポイント1pt
■東京電力 くらしTEPCOポイント
300ポイント→Tポイント300pt
■ANAマイル
10,000マイル→Tポイント10,000pt
■ダイナーズクラブ リワードポイント
2,500ポイント→Tポイント1,000pt
など
そのほかの交換できるポイントは、Tサイトで確認できます。
Tモールで貯める
最後に紹介するのは、「Tモール」というポイントサイトです。
Tモールは、Tポイントをより効率的に貯めることに特化したWebサイトで、Tカード提携店以外でもポイントが貯まったり、高い還元率を狙えたりします。
Tモールには多くのネットショップが登録されていて、Tモールを経由して買い物するだけで、Tポイントが付与されます。
付与率は通常の200円ごとに1ポイントよりも高いケースが多く、なかには3%や5%などの高レートのショップもあります。
登録・利用は無料で、TカードとYahoo! JAPAN IDさえあれば誰でもすぐに使えます。
Yahoo!ショッピングやau PAYマーケットといったショッピングモールサイトも登録されているので、実質的にほとんどの物を買うときにTポイントを貯めることが可能です。
まとめ
Tポイントは、使い道や提携店が多いのはもちろん、お得に貯めるための選択肢も多いポイントサービスです。
節約や資産を増やす方法として年々、存在感を増していて、Tポイントを貯めるメリットも増加しています。
今回、ご紹介したなかでも、Tモールの利用はとくにお得な方法です。
還元率が高いサイトが多いうえに、提携店も多く、Yahoo!ショッピングやau PAYマーケットのような総合ショッピングモールにも対応しています。
ネットショッピングをするときは、とりあえずTモールからチェックしてみましょう。たったそれだけの手間で、お得にTポイントをゲットできるかもしれません。