クレジットカードは、ポイ活に必要不可欠ともいえるアイテムです。
還元率の高さやボーナスポイント目当てに、作った方もいるのではないでしょうか。
しかし、カードの作りすぎにはリスクもあり、不安になる方も多いはず。
そこでこの記事では、クレジットカードを作りすぎるリスクと対処法について解説します。
ポイントをお得に貯めるコツも紹介するので参考にしてください。
ポイ活とは？
ポイ活は、「ポイント活動」の略。
買い物やキャンペーンなどで付与されるポイントを貯め、貯まったポイントを活用することです。
ポイントカードやアプリがあれば、誰でも始められるので、手軽な節約術や副業として人気があります。
ポイントを貯める方法は、買い物やポイントプログラム、キャンペーンに参加するなどがあります。
まずは、ポイントの貯め方と活用方法を詳しく見ていきましょう。
ポイントの貯め方
ポイントの貯め方の代表的なものには以下があります。
・提携店での買い物
・クレジットカードの利用や新規発行
・ポイントプログラムへの参加
・キャンペーンへの参加
・ミニゲームやアンケートなど
方法を大きく分けると、買い物による付与と、買い物以外の付与です。
買い物での付与は、必要なものを買うついでにポイントも貯められる手軽さが魅力。
買い物以外での付与は、キャンペーンやポイントプログラムをうまく活用すれば、たくさんのポイントを手に入れるチャンスがあります。
ポイントの活用方法
貯めたポイントは基本的に1ポイント=1円で、提携店での買い物に使えます。それ以外の使い道には、以下があります。
・商品やサービスとの交換
・ギフトカードやクーポンとの交換
・ポイント投資
・ほかのポイントに交換
ポイント投資は、投資先や方法がポイントの種類ごとに異なります。
たとえば、Tポイントでは、SBI証券の投資信託とbit Flyerの仮想通貨（ビットコイン）が買えます。
ポイ活でクレジットカードを作りすぎた場合のリスク
クレジットカードを新規発行すると、多くのポイントがもらえることもあります。
しかし、ポイント欲しさにカードを作りすぎると、リスクがあることもご存知でしょうか？ たとえば、以下のようなものがあります。
・申し込みブラックになるリスク
・不要な買い物までしてしまうリスク
・カードの支払い管理が難しくなるリスク
・アカウント・パスワードの管理が難しくなるリスク
・年会費や手数料の負担リスク
クレジットカードには、信用情報や個人情報が紐づけられているだけに、これらのリスクは最小限に抑えたいところです。それぞれ、詳しく解説します。
申し込みブラックになるリスク
短期間に複数のクレジットカードやローンを申し込むと、信用情報機関に「信用リスクが高い」と判断され、一定期間新たな借り入れができなくなります。
これが「申し込みブラック」と呼ばれる状態です。申し込みブラックになると、必要なときに借り入れや新規カードの発行ができなくなる弊害があります。
不要な買い物までしてしまうリスク
クレジットカードのポイ活で陥りやすいミスとして、ポイント欲しさから、必要以上に買い物をしてしまうことがあります。
使った金額以上のポイントが付与されることは基本的にないので、節約目的にポイ活を始めたのなら本末転倒です。
還元率の高い商品や還元率がアップするキャンペーンは魅力的ですが、そんなときこそ冷静になりましょう。
カードの支払い管理が難しくなるリスク
複数のクレジットカードを持つと、それぞれのカードの支払い管理が煩雑化し、把握が難しくなります。
クレジットカードは、それぞれ締め日や支払日が異なります。
まとまった額の支払いが重なると、お金の用意が大変になる可能性もあります。
自分で枚数上限を決めたり、カードごとの上限額を低くしたりなど、使いすぎないようにする工夫をしましょう。
アカウント・パスワードの管理が難しいリスク
クレジットカードを作るときには、必ず暗証番号を設定します。
また、それぞれのカード会社のアプリやWebサイトがあり、それを利用するなら、アカウントとパスワードも必要になってきます。
カードの枚数が多くなるほど、そういった暗証番号やパスワードなどの管理に手間がかかります。
また、カード間で同じ暗証番号やパスワードを使い回すと、1つ漏れただけですべてが危険にさらされるリスクもあります。
カードを複数作るなら、暗証番号、アカウント、パスワードを安全に管理できる環境も整えておきましょう。
年会費や手数料の負担リスク
クレジットカードのなかには、年会費がかかるものがあります。
年会費が還元されるポイントを上回ってしまうと、そもそもポイントを貯める意味が無くなってしまいます。
また、初年度無料のクレジットカードでも、2年目以降は年会費が発生するものもあるので注意したいところです。
また、基本的に3回以上の分割払いやリボ払い、キャッシングサービスなどを利用すると、支払いの手数料が発生します。
支払い方法は、一括や2回払いなどを選択して、手数料がかからないようにしましょう。
ポイ活のためのクレジットカード作りすぎを避ける方法
クレジットカードを新規作成すると、高ポイントが付く場合があり、ついたくさん作りがちです。
しかし、先に説明したリスクを考えると、保持するカードは1～2枚に絞るのがおすすめ。
ここからは、クレジットカードの適切な管理方法や、少ない枚数でも効率的にポイ活できる方法を解説します。
クレジットカード作成の計画を立てる
クレジットカードの新規発行によるポイントを狙いたいなら、一定の期間で作成するカード枚数を決めておきましょう。
多くても1ヶ月に1～2枚程度、できれば半年に1枚ペースがおすすめです。
信用情報に記録される申し込み記録の保存期間は、半年程度といわれています。
新規カードを作るときは、半年以上の期間を空ければ、「申し込みブラック」になる危険を抑えられます。
クレジットカード解約の計画を立てる
クレジットカードを新規発行したあと、短期間で解約すると信用情報に影響をおよぼしかねません。
最低でも、半年は解約しないことが望ましいとされています。
クレジットカードの契約条件やポイント付与の条件などを参考に、カードに優先順位を付け、解約する計画を立てておきましょう。
カード選びの条件を決めておく
限られた枚数のクレジットカードで効率よくポイントを貯めるには、良い条件のカードを選ぶことが重要です。
選ぶべき条件は、ポイントのつきやすさ、ポイント還元率の高さ、年会費無料、ポイント利用のしやすさなど。
また、自分のよく使う店舗と提携しているかもチェックしておきましょう。
クレジットカードを作りすぎずにポイ活するための方法
クレジットカードを複数枚作ることだけが、効率的なポイ活ではありません。カードを作りすぎずに効率よくポイントを貯める方法を解説します。
ポイ活をするためのクレジットカードは絞る
使用するクレジットカードを絞ると、ポイントを集約でき、管理も楽になります。ポイントがばらけていると使い勝手が悪いので、ネットショッピングも可能な限り1つのカードで決済するといいでしょう。
ポイ活をしているクレジットカードで固定費を支払う
固定費とは、家賃や光熱費、通信費、サブスクリプションサービスの代金など、毎月かかる費用を指します。
これらをカード払いにすると、毎月自然とポイントが貯まるようになります。
固定費はまとまった額になりやすいので、大量のポイントを手に入れるチャンス。ついでに支払いの手間も省けます。
キャンペーンを活用する
クレジットカードやポイントサイトなどが提供するキャンペーンの活用も、ポイ活の1つです。たとえば、急ぎではない高額の買い物がある場合、ポイントアップキャンペーン期間にまとめて買うと、多くのポイントを得られます。
ポイントの二重取りを意識する
ポイントの二重取りとは、1度の購入で2つ以上のポイントを得ることです。
たとえば、ポイントカードを提示したうえで、さらにクレジットカード払いにすれば、ポイントカードとクレジットカード、2つのポイントが付与されます。
二重取りする方法はポイントの種類によって異なるので、よく使う店舗のポイントは積極的に調べておきましょう。
ちなみに、店舗によっては2枚のポイントカードを同時に提示できることもあります。
たとえばウエルシアでは、TポイントとWAONポイントを両方提示して、ダブルでポイントを貯められます。
ポイントサイト経由で買い物をする
ポイントサイトとは、特定のサイトを経由して商品購入・サービス利用すると、ポイントが付与されるサービスです。
提携店でなくても、ポイントサイトに掲載されていればポイントが貯まるので、ポイントを得るチャンスが広がります。
また、通常よりも還元率が高く設定されている場合もあります。
ポイ活で絶対に気をつけたいポイント
ポイ活では、思わぬトラブルに巻き込まれてしまうこともあります。楽しみながらポイ活を行うため、以下の注意点を覚えておきましょう。
サイトの安全性は必ず確認する
ポイ活サイトのなかには、残念ながら、ポイ活する人をターゲットにした悪質なサイトも存在します。
このようなサイトでは、報酬をちらつかせて登録料をだまし取ったり、ポイント交換のハードルが異様に高かったり、条件を満たしてもポイントが付与されなかったりといったケースがあります。
悪質なサイトの特徴としては、「運営会社の情報が不透明」、「ポイントが正常に付与されない」、「特典が異様に豪華」などです。
サイトに登録するまえに、個人情報の保護体制を担保する第三者認証制度である「プライバシーマーク」や、Webサイトにおけるデータのやりとりを暗号化する「SSL」の表示をチェックするといいでしょう。
運営会社の情報、運営歴、口コミなども参考になります。
ポイントの交換条件を必ず確認する
交換手数料の有無、有効期限、交換可能な最低額など、ポイントの交換条件は、あらかじめチェックしておきましょう。
条件を確認せずにいると、せっかく付与されたポイントが活用できなくて困ることにもなりかねません。
同一ポイントのなかにも、有効期限のある・なしが混在していることもあります。
とくに、キャンペーンでもらえるポイントは、有効期限があるケースが多いので注意しましょう。
ポイントのための出費はしない
ポイ活で肝に銘じておきたいのが、「ポイントのための出費はしない」ことです。
ポイントを貯めること自体が目的になると、本来の生活スタイルを見失い、かえって出費が増えてしまうことがあります。
ポイントは生活を豊かにするツールであり、それ自体を目的にするべきではありません。
まとめ ～ポイ活におすすめクレジットカード4選～
ポイ活でクレジットカードの作りすぎは厳禁。管理が難しくなるだけでなく、信用情報に関わることもあります。
適切な管理方法を理解し、作る頻度も半年に1枚程度に抑えておきましょう。
枚数が限られるからこそ、なるべくお得なカードを選ぶ必要があります。たとえば、以下の5種類はいずれもポイ活に適した、高還元率のカードです。
1.P-oneカード＜Standard＞
請求金額が自動で1%OFFになるカード。年会費無料、Tモール経由で新規クレジットカード発行、受取、利用完了するとTポイント2,100ポイント付与。
2.Tカード Prime
Tポイントが利用額の1%貯まるカード。年会費は年1,350円ですが、年1回以上利用で無料に。Tモール経由で、Tポイント800ポイント付与（新規クレジットカード発行）。
3.セゾンパール・アメリカン・エキスプレス(R)・カード
あらゆるシーンで貯まる永久不滅ポイントや、海外での利用ポイント2倍、ネットショッピングでポイント最大30倍など、優待サービスが充実しているカードです。Tモール経由でTポイント700ポイント付与（新規クレジットカード発行およびショッピング利用完了が条件）。
4.セゾンカードデジタル
最短5分で発行可能かつ、年会費無料で永久不滅ポイントが貯まるカード。
カード番号がスマホの公式アプリに届くので、すぐに使えます。Tモール経由で1,000ポイント付与（新規クレジットカード発行およびショッピング利用完了が条件）。
クレジットカードのポイ活には、軸となるカードを用意することが大切です。
各カードの詳細を確認して、あなたのポイ活ライフに最適な1枚を見つけてください。
※本記事で紹介している商品・サービス・価格等は記事掲載日時点のもので、内容が変更されている場合があります。
